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しんかい2000、しんかい6500

さて、ここで、取材時に見せていただいた、有人潜水船「しんかい2000」と「しんかい6500」を紹介しておこう。

この名の通り、2000メートルもぐれる潜水船と6500メートルもぐれる潜水船である。現在は「しんかい2000」は使われていない。(まだ十分使えるが、どちらの潜水艦も一回もぐるのには数千万円かかる。だったら「しんかい6500」に乗ったほうがいい。)

見かけは、しんかい2000のほうがよい。しかも、しんかい2000のほうが船内からの観察がしやすい。外を覗くガラス窓が2つ、より目状についているからだ。しんかい6500は、窓2つが離れてついている。マニピュレーターで採取するとき、取ろうとする対象がどこにあるかを正確に知るのに苦労するらしい。

しんかい2000と6500は、3人乗りである。パイロット2人に研究者1人だ。2000のほうが若干広く、座りやすい。船長用のいすがついているため、残りの二人が足を伸ばせるスペースがあるのだ。しんかい6500は相当せまく、あぐらもかけないと聞いていたが、しんかい6500のモデルにゼミ生3人で乗ってみたところ、思ったより余裕だった。男の人3人で乗るとなると、きついのかもしれないが。

6500メートルもぐるとなると、往復で6時間くらいかかる。困るのはトイレだが、一応おまるだけは用意されているそうだ。

しんかい6500は、今では研究プロポーサルを書いて認められれば、どんな研究者でも利用できる。



(「しんかい2000」の操縦席。船長用のイスがある。造りがかっこいい)



(「しんかい2000」の覗き窓。3個、寄り目状についている)



(「しんかい6500」)



(「しんかい6500」の操縦席。階段をのぼって上から見たところ。とにかく狭い。)

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