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企画の紹介

 2004年、映画『イノセンス』が公開された。立花ゼミで当企画が旗立てされたのは2005年末のことである。

『イノセンス』をはじめとする「攻殻機動隊」のシリーズには、優れた先見性で近未来技術やそれに係わる諸問題が描かれている。たとえばそれは「光学迷彩」であったり、「人と機械の差異」という問題提起だったりする。作品に見てとれる様々なテーマを、現実と結びつけて考察し、アニメーションの映像をまじえて公開すること──この企画の趣旨はそこにある。

 企画の活動開始に至る道のりは、2005年11月にNHKスペシャルで放映された番組「立花隆最前線報告 サイボーグ技術が人類を変える」が人々に与えた衝撃にはじまる。この番組は、人体のサイボーグ化についてすでに実用段階に近い技術がある、という科学の最先端を紹介するものであった。この番組を補足する意味で「サイ(SCI)」内に設けた特集ページへリンクした個人ブログの記事に「『攻殻機動隊』の世界が近付いている。」という記述が多かった。ここから「『攻殻機動隊』と科学」という着想が生まれ、企画が動き始めた。つまり、「サイ(SCI)」の読者がいたからこそ産声をあげることができたのだ。

現在、当企画は現段階で19名という、ゼミ内の企画では破格の人数を抱えている。今後の予定としては、「押井守×立花隆対談」の記事、五月祭特別対談に関する資料のへの掲載、『イノセンス』に登場する科学技術を実際に研究している研究室への取材、そしてまだ詳細は明かせないがProduction I.Gとの連携企画などが控えている。明かせないというか、実際多くの部分が未定だったりする。ゼミのコンセプトから外れぬようにしながらも、できるだけ発想を自由にして活動していきたい。

© 2004 士郎正宗/講談社・IG,ITNDDTD


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