NHKスペシャル「サイボーグ技術が人類を変える」の立花隆の解説文に出てくるキーワードに関連するサイトを紹介します。
シェーピン教授
- John Chapin's Lab
- 番組の中で紹介された、「ラットの実験」の、ニューヨーク州立大学シェーピング教授の公式ホームページです。言語は英語です。実験の概要は、ラットは前足でレバーを押すと水を飲むことができます。そこでラットの脳にさした電極から、ラットが前足を動かすときの神経伝達の信号を機械に伝えることによって、レバーを動かさずともその信号が機械に送られてきたときに水が出てくるようにします。すると次第にラットはレバーを押すのをさぼり始め、押さずに水を飲み始めるようになる、というものです。様々な国のメディアで取り上げられた実験であり、各メディアの記事へのリンクも貼ってありわかりやすいです。
- ページ制作: Ilya Rybak , 解説文責: 大島有美子
ニコレリス教授
- NicolelisLABnet
- 番組で紹介された、「サルの実験」のデューク大学のニコレリス教授の公式ホームページです。概要は、現在サルの脳に電極をさして、感覚に関する中心および抹消神経伝達の働きをコンピュータで処理するというものです。このサイトの閲覧には大きな容量が必要なので、ブロードバンド回線が望ましいです。ただし、データは豊富で、最新の論文やシミュレーションの映像をたくさん調べることができます。また、デューク大学のHPにも同教授のページがあり http://neurobiology.mc.duke.edu/faculty/nicolelis/index.html で行くことが可能です。ニコレリス教授は、この領域で最もアクティブな指導者の一人です。
- ページ制作: Laboratory of Miguel A. L. Nicolelis, M.D., Ph.D., 解説文責: 大島有美子
シュワルツ教授
- Schwartz Andrew教授のページ
- サイボーグ研究に飛躍的な進歩をもたらしたアンドリュー・シュワルツ教授の記事です。教授への連絡先があります。教授のページは、現在閲覧できませんが、こちらのURLにアクセスすると見ることが出来ます。 http://web.archive.org/web/*/http://motorlab.neurobio.pitt.edu/
- ページ制作: ピッツバーグ大学, 解説文責: 渡辺周介
- 脳の信号で人工腕をコントロールする実験、サルで成功
- ピッツバーグ大学のアンドルー・シュワルツ教授の神経生物学研究所にいるサルは、自分の脳で考えるだけで人工腕を動かせます。人間への実用化がおおいに期待される、人工腕を操るサルの研究について述べた記事です。この研究は番組内でも紹介されています。
- ページ制作: David Cohn(WIRED NEWS), 解説文責: 新留 一樹
ロボラット
- 「ねずみの脳」が飛行機を操縦
- マウスから取り出されたニューロンが、シュミレーター上の飛行機を操作する…。「飛行機」という身体を与えてやることで、ニューロンは学習をし、小さな脳を作り出します。ニューロン間の情報交換の機構を解析し、最終的には情報処理方法技術に応用することが考えられています。
- ページ制作: Lakshmi Sandhana(WIRED NEWS), 解説文責: 平山 佳代子
- Biologist tries to steer a shark, nose first
- サメを遠隔操作する研究についての英文記事です(ロボラットの応用)。サメの脳に電極を入れて操作します。軍からの資金提供、倫理的問題についての言及もあります。
- ページ制作: Boston.com, 解説文責: 北
- 生き物を操れ!
- DARPA(Defense Advanced Research Projects Agency)のページです。Defense(防衛)からもわかる通り研究の軍事利用を見越して米軍からの資金援助を受けている、アメリカでも最先端の研究施設です。日本円に換算して年間3000億円という他を圧倒する研究費を得ています。番組で紹介された、脳の電気信号を操作することで生のラットを人形のごとく操ることに成功したロボラットの研究は誰にとっても興味深いでしょう。他にも人間、道具、乗り物の相互の連携に関するまったく新しい視点でのネットワークの構築に関する研究、脳研究の分野ではロボラット以外にも、例えば感情、過去の経験をチップ化したものを各人に搭載し目前の問題解決にそれを役立てる、といった夢のような研究を数多く行っています。
- ページ制作: DARPA(Defense Advanced Research Projects Agency), 解説文責: 林 健太郎
- New Scientist Breaking News - Remote-controlled rats to sniff out explosives
- 脳に電極を入れたラットを訓練して(正しく嗅ぎ当てたときに快楽神経を刺激して報酬を与える)、警察犬のように特定の匂いを嗅ぎあてるようにする技術…いわゆるロボラットの研究を紹介しています。ニューヨーク州立大学のグループ。
- ページ制作: Will Knight(New Scientist), 解説文責: 岩崎 陽平
- Scientists "Drive" Rats By Remote Control
- 「災害時の人命救助に、機械よりも自然にスムーズに動ける動物の力を活用できないだろうか」─ラットの動きを電気信号で遠隔操作しようとする研究について書かれた記事です。
- ページ制作: Ben Harder(NATIONAL GEOGRAPHIC), 解説文責: 相崎 真一
- John Chapin's Lab
- 番組の中で紹介された、「ラットの実験」の、ニューヨーク州立大学シェーピング教授の公式ホームページです。言語は英語です。実験の概要は、ラットは前足でレバーを押すと水を飲むことができます。そこでラットの脳にさした電極から、ラットが前足を動かすときの神経伝達の信号を機械に伝えることによって、レバーを動かさずともその信号が機械に送られてきたときに水が出てくるようにします。すると次第にラットはレバーを押すのをさぼり始め、押さずに水を飲み始めるようになる、というものです。様々な国のメディアで取り上げられた実験であり、各メディアの記事へのリンクも貼ってありわかりやすいです。
- ページ制作: Ilya Rybak , 解説文責: 大島有美子
DARPA
- 生き物を操れ!
- DARPA(Defense Advanced Research Projects Agency)のページです。Defense(防衛)からもわかる通り研究の軍事利用を見越して米軍からの資金援助を受けている、アメリカでも最先端の研究施設です。日本円に換算して年間3000億円という他を圧倒する研究費を得ています。番組で紹介された、脳の電気信号を操作することで生のラットを人形のごとく操ることに成功したロボラットの研究は誰にとっても興味深いでしょう。他にも人間、道具、乗り物の相互の連携に関するまったく新しい視点でのネットワークの構築に関する研究、脳研究の分野ではロボラット以外にも、例えば感情、過去の経験をチップ化したものを各人に搭載し目前の問題解決にそれを役立てる、といった夢のような研究を数多く行っています。
- ページ制作: DARPA(Defense Advanced Research Projects Agency), 解説文責: 林 健太郎
- 無人偵察機を殺人マシンに変える米国防総省の計画
- DARPAは現在、統合無人戦闘機計画に着手しています。単なる偵察だけでなく、敵地に入り込んで攻撃ができる無人戦闘機。将来的には、人間の指示を受けることなく勝手に意思決定できる戦闘機の開発も目指しています。
- ページ制作: Noah Shachtman(Hotwired), 解説文責: 野村 直子
- It's good to talk - but don't make a sound
- DARPAでは、声を出さなくても会話できるセンサーを開発中です。それは音ではなく話者の神経や筋肉の活動を読み取っているのです。この技術がさらに発展すれば、映画館や図書館などの静かな場所でも、他人に迷惑かけることなく電話することのできる日がくるかもしれません。英文のページです。
- ページ制作: Eurekalert, 解説文責: 永田 育真
- DARPA
- DARPA(Defense Advanced Research Projects Agency)はアメリカ国防総省の研究機関です。既存の軍隊の任務を画期的に向上させるための基礎・応用研究を行っています。左側の"DARPA Programs"をクリックすると、各分野ごとに分かれたプロジェクト名が表示され、そこから各種技術の説明にリンクされています。
- ページ制作: DARPA, 解説文責: 飛鳥井 聡
- DARPATech 2005
- 今年8月に米国カリフォルニア州で行われたDARPAのシンポジウムのページです。NHKの番組ではそのスピーチの映像が流れました。
- ページ制作: DARPA, 解説文責: 飛鳥井 聡
- BIONIC Hand
- DARPAによる義手の開発を取り上げたニュース(英語)です。このMilitary.comは軍関係者(現役兵、退役軍人、家族など)のためのニュースサイトです。
- ページ制作: Military.com, 解説文責: 飛鳥井 聡
- ほとんどSF、『DARPAテック』の未来構想
- これは昨年2004年3月のDARPAテックを取り上げた記事です。今年と同じくカリフォルニア州アナハイムで行われました。DARPAの研究の一端が伺えます。
- ページ制作: WIRED Japan, 解説文責: 飛鳥井 聡
満渕研
- Mabuchi Laboratory
- 東京大学の満渕研究室のテーマは、サイボーグ工学です。神経に接続する電極を開発し、その電極を通じて神経を刺激したり信号を取り出したりする研究をしています。人工的に感覚をつくったり、神経から信号を読み取って使い手の動かしたいように機器を動かせるようにしたりするなどの応用を狙っています。満渕研究室のRatCarプロジェクトでは、ラットの脳から取り出した信号で操作される車を用意し、その車にラットを乗せています。また、自律神経から信号を取って人工臓器の制御をする研究や、筋力の低下した人の動作を助ける機器の研究も行われています。
- ページ制作: 満渕研究室, 解説文責: 平井 洋一
- 満渕研究室取材同行記
- 立花ゼミのゼミ生が、東京大学先端技術研究所内の満渕研究室の取材に同行した記録です。
- ページ制作: 立花ゼミ2班, 解説文責: 平井 洋一
- conference
- 満渕研のホームページの中の〔関連会議・学会〕のページです。今まで行われた会議と、これから行われる予定の会議へのリンクがはられています。その他、医用生体工学や神経工学、生体計測などと関連した学会のアドレスも載せられています。
- ページ制作: 満渕研, 解説文責: 野村 直子
横井研
- Inteligent System Division
- 事故で腕を失ってもロボットアームによってそれまで通りの生活がおくれるかもしれません。このページにある横井研究室では、脳からの信号を受信して機械の義手を動かす研究をしています。この研究については、ページ中段にある「2005年度版 研究紹介」の「認知発達機械研究室(横井浩史助教授)中心のテーマ」の部分が一番詳しいです。中でも「多自由度高出力ロボットハンドの開発」にある動画では、実際のロボットハンドの動きを見ることができます。このロボットハンドを使う患者の脳と家庭生活の変化が番組で紹介され、番組の中で最も印象的な場面となっています。
- ページ制作: 東京大学 大学院工学系研究科 精密機械工学専攻 知能システム部門(新井研究室,横井研究室,太田研究室) , 解説文責: 平山佳代子
山海研
- SanLab:ロボットスーツ、人工心臓
- ロボットスーツの着用や、人工心臓の埋め込みによって治癒困難だった患者が救われる!─筑波大学・山海研究室では、機械と人間を結びつける研究が行われています。扱っている対象はロボットスーツ、人工心臓、ヒューマノイド。まずはロボットスーツのページにご注目ください。HAL(自立歩行支援ロボット)を人が実際に装着した画像は必見!機能性もさることながらデザインもお見事。時代はここまで来たのか!と技術の進歩と可能性を実感させられます。このロボットスーツは、番組でも紹介されています。最も印象的なシーンの一つです。
- ページ制作: 筑波大学 山海研究室, 解説文責: 岡田 俊平
ジェシー・サリバン
- 世界初、意志によって動かせる義手
- 事故により両腕を失った元配電工ジェシー・サリバン。彼は、シカゴのリハビリテーション研究所で、世界初の「思い通りに動く義手」を取り付けられました。この義手は切断された腕の神経の先端を大胸筋に誘導して、そこで筋電信号を発生させ、その信号で装着者が思いのままに腕を動かせるようにしたものです。また、埋め込まれた小さなチップで温度や触感も感じられます。トッド・カイケン医師らによる開発がさらに進められている義手について、概要と動画が見られるページです。番組ではこれらを詳しく紹介するとともに、サリバンさんへのインタビューを行いました。
- ページ制作: Rehabilitation Institute of Chicago, 解説文責: 坂下 碧
イエンス・ナウマン
- ドーベル研究所
- 完全に視力を失ってしまい、18年間まったく光の見えなかったイエンス・ナウマンさん。彼は2002年、ドーベル研究所で、脳に装置を埋め込む大手術を行いました。この装置は、ビデオカメラで撮った画像を直接脳に送り込むものです。このサイトでは、人工視覚装置に関する記事や動画も見ることができます。番組では、人工眼の紹介やナウマンさんへのインタビューが行われました。
(追記)聞いた所では、ドーベル研究所は、Bill Dobelle氏の死後経営が困難になり、現在、どこか研究機関に丸ごと引き取ってもらえないかということで、交渉中らしいです。リンク先はアーカイブです。ナウマンさんを扱った記事では http://www.cbc.ca-sunday/sight/ があります。 - ページ制作: The Dobelle Institute, 解説文責: 船橋 一訓
- 完全に視力を失ってしまい、18年間まったく光の見えなかったイエンス・ナウマンさん。彼は2002年、ドーベル研究所で、脳に装置を埋め込む大手術を行いました。この装置は、ビデオカメラで撮った画像を直接脳に送り込むものです。このサイトでは、人工視覚装置に関する記事や動画も見ることができます。番組では、人工眼の紹介やナウマンさんへのインタビューが行われました。
準備中