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核融合研取材(2006年2月23日)

2月23日、岐阜の土岐市にある、核融合科学研究所にいってきました。東京駅からまず、東海道新幹線で名古屋へ行き、そこから中央線で多治見へいきました。そこから、タクシーで20分くらいのところに核融合研はありました。

丘というか、山の上に建物が建っている感じでした。昼に食堂でご飯を食べましたが、ふもとにある家々が小さく見え、なかなか見晴らしが良かったです。

同行メンバーは、立花先生を含め、平井くん、野村さん、あいちゃん(相崎)と僕の5人でした。これまでの取材では、僕がビデオカメラ係でしたが、今回はあいちゃんがやってくれたので、僕はデジカメ&テープレコーダー係になりました。

ゼミ生は立花さんよりも一時間ほど早く、11時に現地に到着し、正午まで長山好夫教授の案内で、施設内を見学しました。長山先生そのひとが、今回のシンポジウムの講演者の一人です。長山先生は、すらっとしていて背の高い方で、東大卒、つまり僕たちの先輩に当たります。僕たちの学年や科類について、たずねてきました。僕は理兇覆里任垢、もしかしたら説明に気を遣ってくれたのかもしれません。長山先生が学生だった当時の理気蓮△修譴呂垢気泙犬ったのかもしれません。

最初見に行ったのは、スパコン(スーパーコンピュータ)がある部屋で、部屋の左右に仕切りがあり、奥にスパコンが並んでいました。どちらがスパコンで、どちらが汎用機なのか、という説明を長山先生がしていると、そこへ年配の先生(紹介なし)がひょっこりやってきて、右にあるのがスパコンで、左が汎用機だよと教えてくれました。

次に、制御棟に入りました。ここでは、来訪者は、オーバーシューズというもので靴を覆わなければいけません。はじめにネットワーク系を見せてもらい、研究所間での実験データのやり取りについてうかがいました。

そして、次にやってきたのが、コントロール室です。ここが今回の訪問で、僕が一番印象を受けたところです。中へ入ってみると、天井が3階分くらい高いところにあり、部屋は半円状の形をしていました。部屋の中央には、モニタや各装置の作動確認のパネル、LHD管内の空気の密度関数の表示がありました。コントロール室を見学したときは、LHDは運転していなかったので、ちょっと残念でしたが、それだから見学が可能だったというわけです。

それから、長い廊下を渡り、市民への説明用の展示を通り過ぎ、LHD本体がある建物に到着しました。入るまえに、ヘルメットをかぶりました。平井くんはなぜか、ヘルメットを前後逆にしてかぶっていました。

そこでは、人が建物の中にいるかどうかが厳しく管理されていて、入り口が遊園地の乗り場のようになっていました。やはり、人が中にいるときは運転しないそうです。まず、超伝導コイルを冷やすための液体Heのタンクや、プラズマを加熱するための各種のガスのタンクを見て回りました。

次に、中性子線加速器が入っている管を見ました。そこで僕がはじめて知ったのは、加速のために粒子に電圧をかけるのは、わずか10cmくらいの短い距離だということです。10cmで、プラズマにぶつけるに足りるの速度まで加速できるというのは意外に思いました。それから、2ミリ角ほどの固体水素を、LHD中心に空気銃で打ち込む装置を見せていただきました。

LHD本体がある部屋を出て、LHDの小型模型があるところに来ました。LHD(Large Helical Device)とはつまり、大型螺旋状装置のことで、大きな装置がドーナツ状に螺旋を巻いています。素材はクロム鉄ニッケルで、加工には高度な溶接技術が欠かせない、と長山先生が言われました。日立製作所の溶接技術はすばらしい、と思いました。

核融合科学研究所には、職員が250人いるそうで、うち研究者が150人、技官が50人、事務が50人なのだそうです。加えて、液体He装置の運転人員が交代で150人いるそうです。たくさんの人たちの協力・支援でLHDが成りたっているということがわかります。余談ですが、核融合研で一番コストがかかるのは、人件費と電気代なのだそうです。

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