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【MAGIC-Surfaces】 位置検知システム

ユビキタス社会では、部屋のどこに何があるかをコンピューターが全て把握できるようになる。そのため、きめ細かい操作が可能となる。例えば夏、女性社員のところにエアコンの寒い風が行かないようにする事だって出来る。その「どこに何があるか」という位置検知システムの一つとして研究されているのがこの「MAGIC-Surfaces」位置探知システムだ。 原理は簡単で、床下に小型コイルを使った電磁石を敷き詰めるだけである。位置を知りたい物に磁石つきのセンサーを取り付けて部屋の中におく。すると近くにある電磁石が反応して、これをコンピューターが検知するという仕組みである。これなら床の上にあるものの位置だけでなく、方向も手に取るように分かる。人間がセンサーを持てば部屋の中の動きもリアルタイムで分かってしまうのである。

また、このシステムのすごいところは、電磁石から起こる電磁波を利用してデータを送信することもできる。さらに小型コイルを回転させることによって、センサーへ電力も供給できるのだ(小学校の理科でやった電磁石を思い出してほしい)。

電磁石の強さの問題で、センサーが床から離れてしまうとこれらのことはできなくなってしまうため、靴底に入れるなどして使うそうだ。これが実現できれば、女性社員たちは夏に会社で上着を羽織るわずらわしさから解放されることだろう。

文責:渡辺周介

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