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研究内容

「発生生物学」または「発生学」、それは動物個体の誕生のプロセスを追いかける学問だ。私たち人間も含め全ての動物は精子と卵が出会ってできる1個の“受精卵”が元となっているわけだが、たった1個のボール状の細胞が分裂を繰り返し、さまざまな器官を持つ多細胞の個体が出来上がるとは、考えてみれば不思議なことだ。本来「発生」という語は、受精卵が成体になるまでの過程をさすが、今回はその中でも「胚」と呼ばれる状態(受精卵から、カエルでいうオタマジャクシや、ヒトでいう胎児の状態に至るまで)にスポットをあてる。浅島誠教授の研究室では「生き物の形づくり」と称して、胚が諸器官を獲得していく過程を解明している。

浅島教授によれば、同じ脊椎動物に属するカエル・マウス・ヒトでは、持っている臓器が共通であるのと同様、「形づくり」のシステムも共通なのだそうだ。長年、カエルを使った研究を重ねてきた同研究室の成果は、医療面でヒトにも応用できるのではないかという期待が高まっている。

>>分化の鍵

文責:徳田 周子

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