池内研へ行こう
駒場にある生産技術研究所(以下略:生研)の池内克史先生の研究室(以下略:池内研)に取材に行って来た。何故私は池内研を取材したいと思ったのか、それはとても単純な理由だ。2005年1月に、私はニュース番組、報道ステーションで、お師匠さんと一緒に日本舞踊を優雅に踊るロボットを見て衝撃を受けた。日本の科学技術はここまで進んだのかと驚いた。大学の研究室がテレビに出ることは希である。テレビに出るような研究室はどのようなことをやっているのか知りたいというのが一番大きな動機であった。最初に述べておくと、この踊る民謡ロボットは、池内研が行う『文化遺産保護プロジェクト』の一環である。
超多忙なスケジュールの中で、池内克史先生は我々の取材を快く引き受けてくださり、「今日はどれくらい話せるのかな。一晩中でも話せるよ。」と、おっしゃり先生との対談時間は3時間以上に及んだ。先生は、関西弁で、とても気さくで話しやすい方である。ジョークもおもしろくて、我々は取材前の緊張が解けてすぐに馴染むことができた。また、研究設備や内容をガイドしてくださったのは、特任助手の工藤さんだ。池内研は全体的に和やかな雰囲気で、取材するのがとても楽しかった。
画面中央の白いTシャツを着た方が池内克史先生。バイヨン寺院計測時の写真
準備中