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河川と森林(加賀谷助手)

次に、加賀谷助手の研究内容に移りたいと思う。加賀谷助手は水生昆虫の研究をなさっている。

「河川と森林?」と疑問に思うかもしれないが、両者は親密な関係にある。
下に、河川と森林の間のやりとりをいくつか書き出してみた。
落ち葉が川に落ちる。
水生昆虫が落ち葉を分解する。
飛んでいる虫が川に落ちて魚に食われる。

水生昆虫が羽化して陸にあがる。クモや鳥に食べられる。 などなど。
このように川と陸との間の物質循環を考え始めるときりがない。

私自身、川の生態系は結構面白いと思う。川の石をひっくり返すと、やたらいろいろな生物が顔を出す。カニとかカゲロウとかトビケラとか。当たり前だが、陸にいる生物とは形態も生態もぜんぜん違う。

というわけで、私は個人的に非常に興味があったが、新年早々ということもあって実際に加賀谷先生にお話を伺えなくて残念だった。

ちなみに、森林動物学では川に入って水生昆虫を捕まえたりする実習があるそうである。

>>オサムシの種分化(久保田助教授)

文責:野村 直子

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