SCImates α2は機能を停止しています。

刺激される脳、回復する運動機能、そして…精神

この章のキーワードはDBS─脳深部刺激療法。これは、脳に電極を刺して電気刺激を持続的に加える治療法のことです。番組は、パーキンソン病の治療を受けて病状が著しく改善した日本とアメリカの2人の患者さんを紹介しています。また放送では、脳の悲しみを司る部位に刺激を加えることでうつ病を治療することが紹介されました。同様に、他の感情についても制御できる可能性が示されています。

DBSは病気を根本的に治癒するものではなく、機器の電源を切ると病状は再び悪化します。また、すべての患者さんに効果があるとも、手術が100%成功するとも言い切れません。しかし、他の病気治療への応用など、今後の更なる研究開発が期待されています。

一方で我々は、どこまで人間は制御できるのか、そして、制御してよいのかという疑問と向かい合わなければなりません。科学の最先端を目撃した我々は、今後の適切な応用の方向性について考える必要があるでしょう。

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関連事項リンク

DBS全般

パーキンソン病・ジストニアとDBS

うつ病とDBS

うつ病と迷走神経刺激(VNS)

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