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立花隆からの予告(2006年2月28日版)
ページ先頭へ↑このシンポジウムは驚くほど内容豊富なシンポジウムである。自然科学の最前線からの報告が、ギュウギュウに詰めこまれている。
午前10時にはじまり、午後6時半に終る予定になっているが、はじめから終りまでつきあっていただくと、本当に、「宇宙の謎。生命の謎。脳の謎。」の全貌が、総論的にも、各論的にも「見えてくる!」ようになっている。
このシンポジウムの基本的なコンセプトは、シンポジウムのタイトルそのものに秘められている。すなわち、「見えてきた!」という部分と「科学者の語る」「科学の最前線」という部分である。
「見えてきた!」には、二重の意味が込められている。
二重の意味とは?
ページ先頭へ↑すなわち、宇宙論においても、生命論においても、あるいは人間の脳の内的世界においても、人類が長い間、謎として追究してきたことが、ついに本当に見えてきた!のが科学の最前線であるという意味がこめられている。
もうひとつのこめられた意味は、科学の歴史は見る技術の発展とともに、以前からあったと言っていいほど見る技術と関係が深く、科学の最前線においても、日に日に新しい技術が発見され、工夫されており、それによって近年の急速な科学の発展がもたらされているという意味がこめらている。
シンポジウムの全貌
ページ先頭へ↑このシンポジウムの前半は、宇宙科学・生命化学・脳科学の三つの分野において、どれほど多くの謎が解明され、またどれほど多くの謎が解明されずに残っているおり、我々のさらなる挑戦を待っているかということが総論的に語られる。
後半は、見る技術(イメージング・サイエンス)の最先端部分がどこまできているかを各論的に紹介して、サイエンスの技術では、どれほどすごい研究が行われているかを紹介してく。
すなわち、このシンポジウムがなぜ中身がギッシリの欲張った内容になっているのかというと、宇宙も、生命も、脳もやり、しかも総論があり、各論があって、各分野の大きな流れが示されると同時に、最先端の各論部分まで示されるという構成になっているからである。
もちろん、各論部分はこと細やかに展開されるわけではない。研究最先端で科学者たちが何をやっているのか、その一端を示すという形で紹介される。それはそれぞれに大変難しい研究内容ではあるが、研究の結果突きとめたことを画像として示し、その画像の持つ意味を説明するという形で示される。それはいずれも驚くような画像であって、それを見ただけで科学の最先端はここまで行っているのか!と驚くこと請け合いである。
1940年5月28日長崎生まれの評論家・ジャーナリスト。著書多数。
1996年東大教養学部で「調べて書く」ゼミ―伝説の第一次立花ゼミ―を開講した。
2005年東大特任教授になったことを機に、第二次立花ゼミ「先端研究現場へ行こう」を現在開講している。
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