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プログラム第四案(提出日:2006年2月8日)

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プログラム変更点

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 第三案にご意見ありがとうございました。若干の変更を要する点がありましたので、第四案を送ります。まず、主な変更点を示し、次に第四案全文を送ります。

 第一の変更点は、第三案プログラム番号(1)と(2)を入れかえるということです。最初は、志村機構長の挨拶ではじめ、このシンポジウムを主催する「自然科学研究機構」とは、何なのかを説明します。

 つづいて、立花がこのシンポジウムが、全体として、どう組み立てられているのかを説明します。 シンポジウムのポイントは、「見えてきた!」というところと、「科学者が語る」というところ、そして「科学最前線」であるというところにあることを強調します。

 (3)の「見えてきた!宇宙の謎、宇宙生命の謎」は、変更ありません。

 (4)の「見えてきた!生命の謎−生物はどこからきてどこに行くのか」は、第三案では、基礎生物学研究所の勝木元也所長と長谷部光泰教授の二人が、途中でバトンタッチしながら、生物学の大きな流れと生命の大きな流れを語ることになっていましたが、長谷部教授がその両方の流れを一人で一挙に語ることになりました。勝木所長はむしろ次の機会に、分子生物学の立場から、「物質と生命」の間に焦点をあててじっくり語りたいということです。

 (5)の「脳の謎」について、柿木隆介教授と河西春郎教授が総論と各論を分担して語るという形式は変更ありません。

 (6)のパネル「21世紀はイメージング・サイエンスの時代」では、若干の変更がありました。

 (イ)伊藤啓助教授「蛍光ラベル法で脳の遺伝子を見る、脳内情報の流れを見る」は、伊藤助教授のスケジュールがどうしても合わないため、基生研の田中実助教授による「蛍光ラベル法が明らかにする生き物のかたちづくり」にさしかえとなりました。蛍光ラベル法を落とすわけにはいかないが、蛍光ラベルで、発生過程の細胞が現実に大きく動きつつ生命体が形成されていく様子を見せられるのはこの人の研究ということで、永山教授の指名により、この変更となりました。

 その他、各パネリストの発表のタイトルが少し変わった部分があります。

 (ロ)分子研 岡本裕巳「光の波長の百分の一の世界まで見えてしまう近接場光学」は、「ナノの世界まで光で見えてしまう近接場光学」となり、(ハ)核融合研の長山好夫による「核融合プラズマの世界を見せてくれるX線CT」は、「マイクロ波CTが解明した核融合プラズマの謎」になります。

プログラム進行

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見えてきた!
宇宙の謎。生命の謎。脳の謎。
科学者が語る科学最前線
主催 自然科学研究機構
後援 朝日新聞社/NHK
(1)自然科学研究機構 志村令郎機構長挨拶
「自然科学研究機構とは何か」
(2)本日のシンポジウムのコンセプトと概略説明
プログラムコーディネーター 立花 隆
(3)「見えてきた! 宇宙の謎、宇宙生命の謎」
天文台長 海部宣男
(4)「見えてきた! 生命の謎――生物はどこからきてどこに行くのか」
基礎生物学研究所 長谷部光泰
(5)もう一つの宇宙=脳の神秘が見えてきた
「脳は不思議がいっぱい」
 生理研 柿木隆介
「二光子励起顕微鏡で脳の高次機能が見える」
生理研・東大 河西春郎
(6)パネル「21世紀はイメージング・サイエンスの時代」
総論と司会 永山國昭(岡崎統合バイオサイエンスセンター)
「見る時代から見えないものを観る時代へ」
「蛍光ラベル法が明らかにする生き物のかたちづくり」
基生研 田中実
「ナノの世界まで光で見えてしまう近接場光学」
分子研 岡本裕巳
「位相差電子顕微鏡で見えて来た生き物のナノ世界」
生理研 永山國昭
「ボケもゆらぎもキャンセルしてしまう補償光学」
天文台 家正則
「マイクロ派CTが解明した核融合プラズマの謎」
核融合研 長山 好夫
(7)総括と予告 立花 隆

時間について

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 問題は時間です。

 大むね、次のように考えています。

 変動要素を抱えているので、まだ厳格には決めていません。

 変動要素は次のとおりです。

1)開始時間
2)休み時間(昼休み+コーヒーブレーク)
3)終了時間
4)質問時間

 基本的考えは、開始時間を10時とし、終了時間を6時半とする。(ホールは午前9時から午後9時まで借りてあるので、多少動かせるが、そのあたりで収めるのが最適)

 質問はランダムにフロアから拾うのは得策でないので、質問用紙を配布し、時間の余裕を見て、数問選んで答える方式を取る。

 余裕が無い場合は、インターネットのページで、後に答えることにする、という形式を考えています。

 基本的に、イントロの(1)と(2)と宇宙(3)生命(4)まで午前中に終了させたい。

 その場合、(3)と(4)を55分ずつとし、(1)と(2)を合わせて15分(10分+5分)とする。(5分間休み時間に食い込ませる)

 午後は、脳で始め、柿木、河西両教授合わせて80分(60分+20分)とする。

 間に25分の休みを挟み、パネルを2時45分に開始。

 永山教授のイントロが15分あり、その後、5人の演者(内一人は永山教授)が一人25分ずつ発表。

 それが終了したところで、全員参加のパネルディスカッションを1時間行う。

 その間に、会場の模様替えタイム(兼トイレタイム)として25分の休みを挟む。

 以上で、だいたい6時半終了となります。

 各研究所から、展示物あるいはビデオ映像などが出される予定ですが、天文台からは可搬式の四次元宇宙バーチャル・シアターがロビーに持ち込まれる予定です。

 当日整理券で、休み時間と終了後の時間を利用して、入れ替え式の映写が行われます。

 だいたい以上のように考えていますが、厳格には決めていません。ご意見聞かせてください。

この後の手順

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 この後の手順は次の通り考えています。

 立花ゼミの「サイ」のページに、準備ページを作り、各演者のプロフィールと、当日どのような発表をするのか、テキストと画像で事前発表していきます。短時間の発表では分かりにくい点、このページを利用して、予備知識を与えることができると思います。

 この準備ページに載せたものの中から、当日の配布資料が作られます。前に述べたことですが、このシンポジウム、当日の会場における発表がアウトプットの全てとは考えていません。事前、事後のインターネットを通じての発信の方が、会場の聴衆の何十倍何百倍もの聴衆(受信者)を獲得すると考えています。当日、リアルタイムでストリーミング配信が可能かどうかも、検討しています。また、事後の出版も考えています。

 サイのページは開設三ヶ月で既に数百万ヒットを重ね、コンテンツが増えるに従って、どんどん成長を遂げつつあります。

 準備ページは、各研究所のホームページにリンクされますが、そのうち天文台のページは、年間3千万ヒットを誇るマンモス・ページです。

 このシンポジウムはこのようなマルチチャンネル発信を行うことで、これまでのありきたりのシンポジウムとはかなり異質の、各層に対する社会的影響力が強いシンポジウムになると思います。

 準備ページに何を載せるかのお願いは、各演者に直接届きますので、宜しくご協力ください。



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