立花隆からの予告
立花ゼミ生による取材同行記
キーワード解説
メニュー
このページの説明
立花隆からの予告
シンポジウムのコンセプト
新着情報
これからの予定
プログラム
講演者の紹介
取材同行記
講演内容の要約
キーワード解説
アーカイブ
会場案内
その他のおしらせ
リンク

主催機関へのリンク

柿木先生の講演内容

ページ先頭へ↑
柿木 隆介
生理学研究所教授

立花ゼミ生による紹介(担当:野村)

ページ先頭へ↑

 シンポジウムに先立ち、自然科学研究機構生理学研究所の柿木隆介教授にお話をうかがいました。柿木先生の講演内容をすこしだけ紹介します。

脳波を使った嘘発見器:P300

脳を調べれば、嘘をついたかどうかが分かる。

その確率は100パーセント!

なぜなら、脳指紋といって、記憶は脳の中に残るからだ。

脳で痛みは消せるか。

上図のVTR(講演で見ることができる)に出てくるヨガマスターは、
瞑想中痛みを感じないという。

これは本当だろうか。

ヨガマスターが瞑想しているときの脳の様子を、
MRIをつかい、見てみた。

実際に瞑想状態の脳波を測ると、α波が増大している。

そのうえ、普通の状態では、前頭葉・頭頂葉で、
活性化するはずのないところが活性化している。

ここは、痛みを抑制する部位だと考えられているそうだ。

ヨガマスターは、やせ我慢をしていたのではなく、
たしかに自分の痛覚をコントロールできていた(!)、
ということがこの実験で証明されたのである。

これを見れば、心理的要因が痛覚に大きく影響することがわかるだろう。

今回の講演では、他にも、顔認知の仕組みがどうなっているか、
対人恐怖症、自閉症の人の脳がどうなっているか、など、様々な研究が紹介される。

脳から心が見えてくる。
心を脳から探ろう、というのが、柿木教授の研究である。



ページ先頭へ↑